臨床工学技士の職務内容|iDoctor臨床工学技士

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臨床工学技士の業務内容

1.臨床工学技士の業務

臨床工学技士は医療現場で使用される様々な医療機器について習熟し、その保守点検や操作を行う専門医療職です。
豊富な医療機器の知識を持ってお医者さんや他の医療従事者の業務がスムーズに行えるようにします。
高度な医療を行うには最新の医療機器が不可欠です。
その医療機器を取り扱う仕事なので、臨床工学技士が医療現場の生命線を握っていると言っても過言ではないでしょう。

臨床工学技士の活躍の場は非常に多岐にわたります。血液浄化装置、人工心肺装置、人工呼吸器等の様々な生命維持管理装置の操作及び保守点検を任されます。操作を誤ってしまえば患者さんの命に関わる仕事ですので非常に責任の重い業務です。

その業務の豊富さから全ての業務について習熟している人は多くなく、いくつかの業務の経験を専門的に積み、スペシャリストとして働いている方の方が多いです。
また、医療機器の管理というと機械に向かい合って黙々と作業をするだけのように感じてしまいがちですが、全くそんなことはありません。
血液浄化業務(透析業務)に関しては工学技士自らが患者さんに穿刺を行うことは少なくありませんし、オペ室での機器管理業務などでも医師や他の医療従事者との円滑なコミュニケーションは必要不可欠です。
医療機器をしっかりと管理しながら患者さんの様子や医療現場の状態を見て臨機応変に対応する、という気遣いと精密さを併せ持った高度な仕事が要求されます。

また、臨床工学技士は常に学ばなければいけないことが増えていきます。医療機器が進化していくということはその医療機器について常に知っていなければなりません。それゆえに、多くの臨床工学技士の方が学会、勉強会等を通して常に最新の機器の知識を習得しています。

では具体的に臨床工学技士はどんな機器の管理を行っているのでしょうか。

2.具体的な業務内容

  • 人工透析機器管理
  • 腎臓の機能が低下し、老廃物の除去や、電管異質の維持、水分量の維持を自ら行えなくなってしまった人が健康に生活を送るには人工的にそれらを行う、人工透析をする必要があります。
    その人工透析機器の操作や透析時の穿刺が臨床工学技士の仕事です。
    日本には現在30万人以上の透析患者さんがいると言われていますので臨床工学技士の果たしている役割はとても大きいものだとわかります。
    そしてもっとも多くの臨床工学技士が行っているのが人工透析に関わる業務です。


  • 人工心肺装置管理
  • 医療系のTVドラマなどで見たことのある方も多いかと思いますが、心臓外科などにおける手術の際、心臓を停止させて手術を行うため、心臓と肺の機能を人工的に代替する人工心肺装置が必要になります。
    その装置の保守・点検、操作を臨床工学技士が行っています。当然手術室での勤務になりますので医師や看護師との緊密な連携が欠かせません。
    どの業務にも言えることですが特に些細なミスが命取りになる業務ですので責任が重く、任されるようになるにはある程度の経験が必要とされる業務です。


  • 人工呼吸器管理
  • 肺の機能が低下し、自分で呼吸をすることが難しくなった患者さんには呼吸を代行するための人工呼吸器という装置が装着されます。
    この人工呼吸器の保守点検、操作を行うのも臨床工学技士の役割です。
    もちろん常に臨床工学技士が呼吸器の操作を行うというわけではなく、多くの場合は看護師や医師が設定、巡回、操作を行います。
    しかし、人工呼吸器も器械ですので不具合が起きたり、故障してしまったりするときがあります。
    その際、臨床工学技士がその豊富な知識を生かして人工呼吸器のメンテナンスを行います。
    また、看護師さんに機器の操作方法を教えるのも臨床工学技士の仕事です。


  • 高気圧酸素治療機器管理
  • 人工的に高気圧の環境を作り出し、酸素を吸入させることで、様々な症状(末梢血行障害、一酸化炭素中毒など)の改善を図る治療を高気圧酸素治療と言います。
    高気圧酸素治療を行うには専用の医療機器が必要です。
    この機器管理を臨床工学技士が行います。
    人工的に高気圧かつ高濃度の酸素が存在する空間を作り出すので、その機器管理には細心の注意が必要になります。
    一番注意すべき事故は火災です。
    わずかな発火元でも大規模火災につながります。
    また、急激な気圧の低下による減圧症も注意しなければいけません。
    そのような事故を防ぐためにも臨床工学技士は完璧な機器管理が求められます。


  • 心臓カテーテル検査室業務
  • 心臓カテーテル検査は血管に直径2mm以下の細い管を通してレントゲンなど通常の撮影よりも詳細な検査を行うものですこの検査によって今後の治療の指針を建てるのでとても重要な検査です。
    臨床工学技士は検査一連の記録をするためにコンピュータを操作し、また検査室内にある装置の操作を行います。
    緊急時には補助循環装置やペースメーカーなどを操作することもあります。
    検査の性質上、一定の死亡確率を伴うので非常に責任の重い業務です。

3.まとめ

臨床工学技士の業務は非常に多岐にわたります。
その多様さゆえに、各業務のスペシャリストとして働く方が多いようです。その一方で、少数にはなりますがすべてに精通している技士さんもいます。
どちらの働き方であっても、医療機器になにかあったらあの人!と言ってもらえるような臨床工学技士になることが一つの目標になると思います。
今後も医療機器の進歩に伴って、工学技士の需要は高まっていき、その存在感も上がっていくでしょう。

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